姉と歩く新緑の北八ヶ岳:前半(2019年5月15日)

【5月15日(水)】JR茅野駅・タクシー→渋の湯10:25→展望箇所(昼食)12:50→賽ノ河原(お地蔵様)14:00→15:50高見石小屋

茅野駅~御射鹿池~渋の湯

平日は渋の湯行きのバスがないので茅野駅からタクシーに乗ります。途中の御射鹿池で写真撮影の為に停まってもらいます。その辺は交渉上手な姉に任せます。藤棚の向こうに青空が広がって絶好の登山日和です。

東山魁夷氏の有名な作品『緑響く』のモチーフにもなった御射鹿池に到着です。新緑にはまだ早かったですがそれでも素晴らしい景色です。私が撮ると岸辺と空を入れた凡庸な写真になってしまいます。

しかし姉が撮ると全然違います。風もなく鏡のような湖面に映る木々を強調して撮る着想が凄いですね‼

写真by姉

縦の画像では池の緑と芽吹き始めた新緑の木々を入れた素晴らしい写真です。「なるほど」と感心するだけです。

写真by姉

写真専門学校で腕を磨いたそのセンスに脱帽です。

写真by姉

御射鹿池から再びタクシーに乗り渋の湯に到着です。GWが明けた平日なので人影のない旅館の前を通り登山口に向かいます。

渋の湯~賽の河原(お地蔵様)~高見石小屋

登山届は事前にネットで出したと話しました。今回は姉と兄の奥さんとの3人で北八ヶ岳巡りです「それでどっちに行くの?」

「右ですよ~」橋を渡っていざ高見石小屋へ。

写真by姉

薄曇りの天気になりましたが順調な歩きだしです。北八ヶ岳特有の苔の登山道を歩きます。

写真by姉

鳥のさえずりを聞いているのかな❓

昨日は雨だったとタクシーの運転手さんが話していたので迂回路にします。しかし迂回路は結構雪が残っていて凍結箇所もあり女性陣は大変でした。今年は例年になく雪が残っているようです。

迂回路表示の写真は4年前のものです

雪道の後は岩の連続する場所です。小屋泊りで荷物が軽いとは言え滑らない様に慎重に登って来ます。

緊張の続いた残雪と岩々を無事に越えてホットひと息の笑顔です。時間も良いので景色を見ながらここで昼食にしました。姉の持参したおにぎりとフルーツでお腹を満たします。山で食べるフルーツは格別ですね。

食後の登りは新緑をバックに余裕のVサインです。

今日の最後の難所、賽ノ河原の始まりです。これを越えれば小屋はすぐですが、う~ん大変そうだな・・・・

お地蔵様を過ぎた所でアクシデント発生です‼

姉が足を滑らせて軽い捻挫と打撲です。転倒に至らず何よりでした。登りと下りのリスクを考えると、痛みはあるものの歩けるので小屋まで行く事にしました。さいわい時間と天気は大丈夫そうです。

賽ノ河原はまだ少し残っているので姉のザックは私が持つことにします。空身でゆっくり登ってもらいます。

賽ノ河原を登り終えると樹林帯ですが小屋の方から事前に聞いた通り残雪の登山道になりました。雪道に慣れた兄の奥さんに先頭をお願いしました。

歩くのが辛そうですがあと少しで山小屋です。頑張ってください。

だいぶ時間がかかりましたが目的の高見石小屋に到着です。今日の宿泊は我々だけとの事です。

天井に吊るされた高見石小屋のキャッチフレーズのランプです。ストーブの温もりで生き返りさっそく2階の寝床へと向かいます。

足に負担をかけない様に横になるのが一番かな❓ ロキソニンを飲みましたが明日も痛みが酷いようなら高低差の少ない白駒池経由で麦草峠からタクシーで茅野駅に戻ることにしました。

荷物を整理した所で夕食の時間です。手書きのメニューが山小屋風ですね。

ストーブ前で寛いで夕食です。クリームシチューとライスのお替りは自由でした。

白身魚とイカフライは私の大好物です。美味しい食事に笑みがこぼれます。温かい食事を出してくれる小屋の方に感謝です。

外はおぼろ月です。明日の天気を願って(-_-)zzz

(後半)に続きます