コースマップ
8月5日:白馬大池山荘→船越ノ頭→最初の雷鳥→二度目の雷鳥→小蓮華山→三度目の雷鳥→白馬岳→白馬山荘(泊)
【6:00】今日は朝から抜けるような青空の縦走日和です。穏やかな雷鳥坂(ここでは会えませんでした)を登り船越ノ頭に向かいます。
「朝露のチングルマは素晴らしい!」と言って一生懸命に写真を撮って動きません!
私も真似して撮りましたが凡庸な写真です。
姉が撮ると朝露が朝日に輝く宝石の様です。さすが目の付けどころが違います。
何かを見つけた様でまたも動きません!あの~今日は左の山に登り右奥まで歩くのですが...
今度はコマクサでした。時期は過ぎてましたが綺麗な花が残っていました。
右手に三国境から延びる堂々とした山容の雪倉岳が見えています。こちらも心和むたおやかな稜線ですね。
まずは正面右の三角ピーク小蓮華山を目指します。
振り返ると白馬大池山荘と白馬大池が見えます。右手の奥には妙高の山々が見えています。
前を向くと小蓮華山に向かう稜線。空と緑の織りなすこの美しさは縦走の好きな私には感動ものです。今日の天気に感謝!感謝!
【8:00】最初の小ピーク船越ノ頭です。
ここから見る小蓮華山に続く美しい稜線と左手に鹿島槍ヶ岳。たおやかな縦走路と峻厳な山を眺められる素晴らしいロケーションです。
この稜線を歩ける喜びに自然と顔もほころびます!(^^)!
【8:20】ここで斜面の下の方をチョコチョコ歩いている雷鳥に会いました。姉は初めてだと喜んでたくさん写真を撮っていました。イワギキョウを見ながらリンゴとミカンを食べて休憩です。
【9:20】しばらく登ると今日二度目の雷鳥さん。普通は曇りとか霧とか天気の悪い時に出てくると聞いていたのでこの晴天に二度も会うのは私も驚きです。近くに咲いていたヤマハハコをパチリ。
【10:00】素晴らしい展望の小蓮華山。山頂の鉄剣はこの山がかっては信仰の対象であった事を現わしています。
白馬岳に続く稜線がしっかりと見えました。まだまだ登りますね。
【11:10】雲が少し出てきましたが心地良い風の中を歩き三国境に到着です。
【11:20】この辺りは白砂のような登山道です。山頂まであと少しで余裕のダブルピースです。
【12:10】ここで雷鳥さんと三度目の遭遇です!しかも今度は親鳥と雛が4羽です。雛はあちこちにかくれんぼ?
親鳥の凛々しい姿です。1日に3度も雷鳥に会えたのは初めての事です。こんなこともあるのですね!改めて白馬岳の稜線に感謝です。
【12:50】白馬岳頂上です。今日は素晴らしい稜線を歩け雷鳥にも会えて大満足でしょう。
山荘の向こうに夏雲が湧き出す夏山の素晴らしい光景です。
【13:20】無事に白馬山荘に到着です。姉の撮影は山を撮るのに5分、花を撮るのに10分、雷鳥を撮るのに20分の各駅停車でした。私は稜線から山々を眺めながらゆっくり歩けました。
【13:50】山荘のレストランでKさんご夫婦と一緒にティータイム。山と写真の話で盛り上がりましたがKさんは撮影機材を5kg持ち歩ているそうでビックリです。マロンケーキセットは美味しかったですね。
【15:20】小屋の前から望む杓子岳、白馬鑓ヶ岳。姉は数年前に縦走したと言っていました(@_@)
小屋の裏手から見る白馬岳。
【16:10】小屋はやはり大きい!これで建物の半分です。夕食はセルフサービス。今日の宿泊者は約400人との事です。寝床は布団1枚に2人です。
【18:40】小屋の裏手で登山者が堂々とした剣岳を見ています。
剣岳の周りの山々と雲海がオレンジ色に染まりはじめました。
旭岳の横に太陽が沈みます。静かな夜の始まりです。
【22:00】山頂から富山市街と富山湾そして天空に北斗七星。ちょうど居合わせた小屋のスタッフの方に市街地の方向を教えてもらいました。
稲妻に浮かぶ剣岳と立山です。この登山でこんな素晴らしい光景に出会えるとは思ってもいませんでした。
Kさんが撮影した天の川です。稜線の向こうの明かりとたなびく雲、上級者が撮るとこうなるのですね。構図と露出の設定に脱帽です。
【24:40】私は「白馬山頂を巡る星々」と題して星空撮影を楽しみました。
暑中お見舞い申し上げます。お姉様との山行、昨年のリベンジが果たせて良かったですね。それにしても青が深くてビックリです!昼も夜も池も。本当にうらやましい。
素晴らしい天気の中の登山でした。三度も雷鳥に会うという幸運にめぐまれました。朝のチングルマ昼のマロンケーキ夜の星空と文句の着けようがない一日を過ごしました!(^^)! 姉の一言が無ければ登らない山です。姉に感謝!!
3日目に続きますが作成中です
今日歩く小蓮華山への稜線は「坂の上の雲」のエンディングロールに登場した絶景ポイントです。天気も良くウキウキしながら白馬岳へ出発です。