コースマップ
21日:JR信濃大町駅~扇沢~登山道入口~テント設営地
【7:18】バスから見る爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳の双耳峰、いずれの山もかっこ良すぎです。
【7:45】閑散とした扇沢に到着です。バスを降り爺ヶ岳に向かうのは私1人です。稜線の山小屋はゴールデンウィークから営業なのでこんなものでしょう。
【8:07】県道の登山道入口より少し歩いた所です。3箇所の堰堤を越えてから右側の斜面を登ります。
【9:21】斜面に残っていた踏み跡を登りました。尾根の木に巻いてある赤テープを見つけて一安心です。
【9:40】雪はかなり残っています。ひたすら登ります。
【12:49】樹林を出て雪原を歩くところもあります。「快適な登り」と言いたいところですがザックが重くバテています。
【15:11】樹林帯を出た所で爺ヶ岳の素晴らしい展望が広がります。標高2460mで右側の雪庇を避け樹木の横にテントを設営しました。
【18:01】爺ヶ岳に明日の晴天を願います。今日は雲の動きが早い一日でした。
22日:テント~爺ヶ岳南峰~テント設営地~登山道入口~扇沢~JR信濃大町駅
【5:42】薄日の中に遠くの山が浮かび新しい一日の始まりです。
【7:23】雲海と湧き上がる雲を見るのは稜線の楽しみです。
【7:57】登り出して振り返ると蓮華岳の稜線に槍・穂高が見えています。
【7:57】左手に見えるのは大天井岳?常念岳?ともかく素晴らしい展望です。
去年は尾瀬でしたよね。えっ爺ヶ岳!写真で見る蓮華、針ノ木、槍、穂、常念‥神々しく厳しいな・・ひとめ見たいと言う衝動にかられました。
何でか分かりませんが、雪を被った北アルプスの稜線は感動しますね。特に槍・穂高は遠くにあっても素晴らしい!蓮華、針ノ木もいつかは登りたいですね。
【8:52】少し青空が見えてきました。右側の雪原の直登は自信が無いので風に晒されますが左側の岩砕箇所をゆっくりと登ります。
【8:10】鳴き声がしたのでふと見ると足元に白いライチョウです!危うく踏むところでした!びっくりして後ずさりです。
【8:10】いや~びっくりしました。目の前をチョコチョコと歩いています。ハイマツと岩砕のルートを選択して大正解でした(^^♪
【8:11】白いライチョウを見るのは登山を再開して初めてです。昔に見たのは35年前ですからラッキーですね。しかも飛び立つそぶりを見せまずにカメラの前を歩いてくれます。
【8:12】おや、立ち止まって辺りをキョロキョロ見ています。
【8:12】何かをつっついています。朝食の時間かな?
【8:12】こんな仕草を見るのももちろん初めてです。何を食べたのかな?
【8:13】こちらを向いてくれませんが可愛いですね~ モデル代を払えばこっちを向いてくれるかな?
【8:13】誰かが「雪見大福みたい」と書いていましたがその通りですね。また立ち止まっています。
【8:13】そうか、またお食事だから飛び立たないのですね。いい時間にめぐり会えました。
【8:15】ぐるぐる歩いて尾根の縁へ。食後の休憩かな?ザックを背負ったままなので追いかけるのが大変です。
【8:17】気品のあるライチョウの姿と蓮華岳を撮れました。地面に這いつくばってやっと空が入りました。
【8:20】しばらくしてゆっくりと下りて行きました。ライチョウと戯れた楽しいひと時でした。
【9:19】ライチョウと別れた後は強風とガスの中の登りが続きました。
【9:40】何も見えない山頂で登頂記念に山頂標識とピッケルの写真です。
【9:41~10:14】登って来た方向もガスの中です。山頂で山小屋の準備に来たスタッフの方にお会いしました。この先の登山道の状況を聞き、ここで引き返す事にしました。
【10:14】下山直前に一瞬の晴れ間です!雲間に蓮華岳が見えました。爺ヶ岳からのプレゼントに感謝です。
【11:43】テント設営場所を通り過ぎて振り返ります。「山は下山すると晴れる」と言われますが青空が見え始めてるのは気のせいかな?
【11:43】峻厳な針ノ木岳を見れたのは爺ヶ岳からの三つ目のプレゼントかな?
いいなあ~渋いな~。4年前鹿島槍に登った帰りに無雪期でしたが南尾根をもくもくと登る単独行の方が見えました。姿がダブります。白い雷鳥さんとの戯れも良いですね(^_-)-☆
この尾根はいいですよ~。樹林帯を抜けると眼前にガバーっと爺ヶ岳が見えます。それこそ疲れを忘れ満足感に浸れますね!(^^)!
【11:48】ここから南尾根の樹林帯に入ります。
【12:09】今朝の出来事を思い出しながら樹林の中を下ります。
【14:50】無事に県道の登山口まで下山しました。谷の奥の白い雲と青空が新緑の季節を予感させる素敵な光景でした。扇沢まで徒歩で戻り路線バスに乗り帰路につきました。
どの山を登っても、どこを歩いても「楽しさと感動はついてきます」そう、今回も素晴らしい思い出が出来ました。むかし遠くに眼にしただけの白いライチョウをまじかに見ることが出来ました。食事の可愛いい仕草まで見れるとは思いもしませんでした。
2014年5月に鹿島槍ヶ岳を目指して敗退した時に布引山で冬毛のライチョウに会えました。今回はそれ以上の楽しい出会いがありました。