大菩薩峠登山口~上日川峠~介山荘
【1月18日(土)】JR塩山駅(9:30)バス→登山口(10:00)→丸川峠分岐(10:40)→上日川峠(13:40)→介山荘(15:30)
バスを降りたのは「さわらび山の会」の方々9人と私だけでした。雪のちらつく車道をしばらく歩くと丸川峠分岐の所にゲートがあり車両は通行止めです。この先、車道と登山道を交互に歩く感じで峠に向かいます。ゲート手前に数台の乗用車が停まっていたので今日の登山者は10人ちょっとでしょう。
途中でいつもの通り後続の「山の会」の方々に抜かれました。雪景色の中にカラフルなザックカバーが絵になります。写真を撮らせて貰いました。
やっと上日川峠に到着です。え‼ロッジは営業してないの❓ここでコーヒーを飲んで休憩の予定でした。しかたなく外の休憩所でサンドイッチを食べテルモスの紅茶を飲み直ぐに歩きだしました。寒いので座るより歩いている方が楽です。
途中で福ちゃん荘の前に菩薩像がありました。頭と肩に積った雪で本当に寒そうです。なんかお地蔵様に良く似ているな~
山荘は各所に石油ストーブが置かれており暖かったですね。食事は見ての通り品数も量もあり非常に美味しかったです。更に夜のカレーも朝のご飯もお替り自由でした。新年と言う事で酒orワイン一杯のサービスもありました。食堂は「山の会」の方々の賑やかな声があふれ山小屋と言うより民宿の雰囲気でした。楽し気な方々のおられる会の紹介です。
夕食時のテレビでの天気予報は今日は夜半から晴れとの事です。明け方には雪も止んでおり星空が広がっていました。日の出前にこっそりと起きだして星空撮影です。稜線は風があり華奢な三脚では対応できないので建物の間から月明りに浮ぶ大菩薩峠と星空を撮りました。次に方位盤の横から風を避けて介山荘をねらいました。月明りが強く星が少ししか写らなかったのが残念です。
【撮影諸元・2枚とも】カメラ:オリンパスEM10 レンズ:焦点距離12mm(フルサイズ換算24mm) 露出:20秒 絞り:F2.0 ISO:2500 ホワイトバランス:3000K
小屋に戻り石油ストーブで温まった後に、南側で色付き始めた富士山を見て介山荘前のピーク「親不知ノ頭」へ登ります。この時は一面に雲海が広がってました。
東側は日の出前のオレンジ色の帯と青色のグラデーションが広がっており静寂と感激の時間を楽しみました。
さらに暫く待つと雲の上から昇る太陽を見る事が出来ました。昨日の登りの辛さを忘れさせる素晴らしい景色です。これが見れるから山登りはやめられません。
介山荘~牛ノ寝通り~小菅の湯
【1月19日(日)】介山荘(8:20)→牛ノ寝通り分岐(9:40)→榧ノ尾山(11:00)→大マテイ山分岐(12:50)→小菅の湯(14:30)バス→JR大月駅(15:40)
出発前に小屋の主人に撮って貰いました。お礼を述べたら「朝はこれが仕事です」と仰ってました。私は暢気に星空撮影ですが4時頃から起きて朝食の準備をしておりました。感謝‼感謝‼です。
1時間ほど歩いて牛の寝通り分岐にたどり着きました。途中の熊沢山で道を間違えてだいぶ時間をロスしましたがここで小休止です。分岐から見る白峰三山と南アルプス南部の山々です。
ここで牛ノ寝通りの分岐標識の左側を直進します。介山荘の主人が仰っていた通りトレースは全くありません。嬉しくもあり不安もありの第一歩です。
雪は15~20cm位かな?快晴のもと新雪の歩きを楽しみます。落葉した木々の間から見える青空がいいですね。
榧ノ尾山(かやのおやま)まで快調に歩きます。聞こえるのは雪を踏む自分の足音と時々鳴る熊鈴の音だけです。
空は青く雪は白く風もない素晴らしい空間を独り占めです。赤ペンキも赤テープも殆ど無いので冬は歩く人が少ないのでしょう。石丸峠までは鹿の足跡がたくさんありましたがこの尾根には殆どありませんでした。牛さんに遠慮しているのかな❓