【今日のルート図】電鉄富山→立山駅→美女平→室堂→みくりが池温泉(泊)

貴重な通し切符です。この切符が無ければ今日・明日で7カ所の券売機に並ぶ必要があります。1ヶ月前にはWebサイトで完売しており、旅行直前に臨時便があり購入できたとの話です。取ってくれた方に感謝・感激です。

室堂に向けて出発します。
【5:47】5時57分の電鉄富山発の立山駅行きに乗車します。10分前にホームに移動です。5時半に来た時には既にたくさんの人が並んでいました。そんな訳でホテルの朝食が食べられなかったのが残念です😢

【6:26】電車は2両編成なので急いで1両目に飛び込み何とか座れました。ゆっくりと車窓からの立山連峰を望みます。霞んでいますが田植えの終わった水田の向こうに雄大な山々を眺められて大満足です😀😀

【7:27】立山駅でケーブルカーに乗り換えます。20分おきに出ていますがどの便も満席の様です。ケーブルカーの乗車時間を指定してる通し切符は安心で便利ですね👏👏

【7:52】案の定座れませんでしたが乗車時間は7分です。前方に陣取り昨日の庄川峡に続き新緑の景色を楽しみます。トンネルを出る時に目に入るこの景観は素晴らしいの一言です。

【8:33】美女平で8時00分発の立山高原バスに乗り換えました。出発して20分もすると窓の外に雪が見え始めます。さらに登るとこの景色です。いやが上にも雪の大谷への期待が膨らみます。

室堂に到着です。

【9:09】バスターミナルの外は一面の雪原です。ターミナルの一角に表示板がありました。今の気温5℃です!厚手のセーターと薄手のダウンを持ってきて正解です😀😀

【9:20】バスターミナルから徒歩約10分のところに最高地点がありました。これは凄い!両側は雪の絶壁です!多くの観光客で賑うのも納得です。標識の場所は記念撮影の人が列をなしており遠くからパチリです。

【9:30】この雪の壁は今の時期しか見られない圧巻の景色です!早起きして見に来た甲斐があります。写真やTVで見るのとは迫力が全く違います。雪の壁をまじかに見てご満悦の2人です。

【10:42】宿への雪道が緩るむまで近くを散策です。姉が「写真を撮っている方に教わった」と言って上を指さしています。何と!幸運の兆しと言われる日暈が出ています。こんな綺麗に見えたのは初めてです。教えてくれた方に撮ってもらいました。ありがとうございます。
日暈(ひがさ、にちりん)とは太陽の周りに現われる虹のような輪のことです。

【10:43】この後、山の上に薄っすらと架かる虹を写せました。ほんのちょっとの偶然の出会いがここまで広がりました👏👏

【11:23】今日の朝食は立山駅の休憩所で菓子パンでした。早めにレストラン立山で昼食としますが団体さんが多くて入場に20分ほど待ちました。どこも混雑しており有名観光地の宿命ですね😢

【12:28】食事を終え立山自然保護センターを見学してみくりが池へ向かいます。え!ここは渋谷か?新宿か?キャリーバックを引っ張って歩いている!

【12:45】雪道をしばらく歩くと左手に今日の宿、みくりが池温泉が見えてきました。右手には何とも言えない素晴らしい色の池が顔を出しています。感激!感嘆の室堂です😀😀

【12:47】みくりが池展望台の辺りは道の雪が解けていました。ここで姉が雷鳥を発見!高山植物の新芽をついばんでいる可愛い姿が撮れました。日暈が手助けしてくれたのかな?
雷鳥の昼食
【13:01】宿の前の人だかりはチョコチョコ歩く雷鳥を見に集まった人達です!しかもこの雷鳥は冬毛から夏毛に生え替わる途中のまだら模様の雄です。え~こんなに簡単に見られるの?

【13:02】ショータイムを終えてハイマツの中に入っていきました。立山の雷鳥は昔から「神の使い」として大切にされてきており人を恐れないそうです。それにしても堂々とした佇まいです。

【13:12】11年ぶりに目にするまだら模様の雷鳥です。先ほどハイマツに入りましたが何時かは出てくると待ち構えていると横から出てきました。ハイマツの緑と雪と雷鳥を1枚におさめた会心の写真です。これぞ日暈のお恵みですね👏👏

【13:30】3月に色々と旅行のプランを考えていた時、この宿が5月の連休後に1部屋空いているのを見つけました。姉の鶴の一声で即座に予約しました。山小屋から発展した日本一高所にある温泉宿です。

【14:47】立山自然保護センターの方が「温泉から上の辺りは今年は雪が解けていて雷鳥が見れますよ」との話でした。部屋で寛いだあと雷鳥撮影の偵察を兼ねて外に出ます。少し登ると正面に左から富士ノ折立、大汝山、雄山が見える素晴らしい場所に出ました。

2017年7月に姉と縦走した立山連峰
【17:30】夕食は前回と違わず品数も豊富で美味しいものでした。また温泉は100m下の地獄谷からくみ上げています。ほのかな硫黄臭の湯は私好みです。ここに再び宿泊して大正解です😀😀

【18:35】宿のテラスから大日岳の稜線に沈む太陽が見られました。右下に地獄谷の噴煙が見えます。雪の大谷、日暈、雷鳥とゆったりと過ごせた今日のフィナーレにふさわしい淡い夕焼けです。

雷鳥は大正12年(1923年)に天然記念物に指定され、昭和30年(1955年)には特別天然記念物に指定されました。しかしかって生息した八ヶ岳、蓼科山、白山では絶滅してしまいました。そのため絶滅危惧種に指定され手厚く保護されています。
この鳥は外敵から身を守るため1年に3度羽が抜け替わる珍しい鳥です。
冬は白、春になると雄は黒色のまだら模様、雌は薄茶色、秋になると雄雌とも灰褐色となるそうです。
今日で季節による雷鳥の変化を全部写真に撮れました😀😀


日暈を見れたおかげで、探すことなく雷鳥に会えました。昔、雪山登山で見つけたのは朝でした。昼にこんなに会えるとは嘘のような体験です。立山室堂に👏👏
今日もいい天気です。晴れ男のいるグループは心強いですね。室堂で雪の大谷の見学と雷鳥探しを充分楽しめそうです。