夏の終わり「かまくら長谷の灯かり」(2019年8月24、25日)

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tanteiさん
今、鎌倉でお寺のライトアップのイベントが行われているそうですよ。
soratokaze
見た事が無いので早速カメラを持って行ってみます。
残暑厳しいなか鎌倉を散策して少しの涼しさを貰いました。『長谷・極楽寺エリアの8名所が夜間一斉ライトアップ。鎌倉の美しい文化と自然を感じる「灯かり」の世界。8月19日(月)~25日(日)、18時半~20時半』(かまくら長谷の灯かり実行委員会パンフレット)と言う事で今年で4回目を迎える鎌倉の新しい光のお祭りを観てきました。時間の関係で6箇所しか廻れませんでしたが初めて見るお寺のライトアップは素晴らしいものでした。

極楽寺

特徴のある茅ぶきの山門をくぐると幻想的な景色が広がります。お!素晴らしい!と感嘆の言葉が出ますね。極楽浄土をイメージした灯かりと蓮の花との優しい色合いが心を落ち着けます。普段境内は撮影禁止ですがこのイベントの期間はOKとのことでした。エリアの西端にあるお寺なので人影の途絶える時を狙っての撮影が出来ました。


hiromiさん
蓮の花は上の花を入れるかどうかですね。これだとたまたま入ってしまった様に見える。奇数がバランスが良いかも~
soratokaze
花の美しさも奥行きも表現したいと欲張り焦点が曖昧になってしまいました。(^^;)
moriさん
蓮の花の写真が綺麗ですね。花びらの1枚1枚がよく撮れてますね。
soratokaze
そう言われると嬉しいですね。極楽寺は本当に良かったですよ。来年は是非。

御霊神社

歩いている途中で聞こえてくる太鼓の音に心が弾みます。紫陽花の時期には撮り鉄の方々が電車を撮影する有名な踏切を渡れば御霊神社です。境内では地元に伝わる鎌倉囃子を「極楽寺睦囃子連」の方々が演奏していました。子供たちの声も聞こえるお祭りと「灯かり」をミックスさせた楽しいひと時を味わいました。

hiromiさん
3枚とも良いですね。スナップで演奏者をシンメトリーで撮る!腕を上げましたね、脱帽。
soratokaze
先生にそう言って貰うと嬉しいですね。2日目に再度撮りに行った甲斐がありました。踏切の写真は発想もピントも合ってない駄作ですm(__)m

収玄寺

境内は18時半から開始された井上公平氏の演奏で満員でした。この方は世界的に活躍している演奏家で三味線と篠笛は素晴らしい音でした。入口に並ぶ行灯と足元を照らすローソクの灯かり、響き渡る笛の音と最高の演出でした。本堂左右の障子に貼られた切り絵も見事なもので和楽器の演奏に花を添えていました。

長谷寺

「花のお寺」と呼ばれる長谷寺は今日は「灯かりのお寺」です。境内の施設は時間で色合いが変化して目を楽しませてくれます。特に荘厳な観音堂のライトアップは目を見張るものが有ります。また、参拝者が手に持つ提灯と参道脇の行灯は無線でコントロールされ一斉に色が変わります。季節の花の移り変わりを灯かりで現しているのでしょうか、演出の妙に感心しました。

noriさん
夏が過ぎていきますね。米沢のお盆はお寺のお墓に提灯の灯りが点り、それはそれは幻想的で美しい日本の風情でした。
soratokaze
それは風情がありますね。鎌倉は近代的で貸し出す提灯の色がコントロールされていて見事です。さすが観光地です!

光則寺

階段両側のローソクの灯かりに導かれ山門をくぐると海棠の花をモチーフとした柔らかい色合いの境内に出会えます。参道横の白い「灯かり」と海棠を照らす淡い「灯かり」の対比がみごとでした。4月上旬の海棠の咲く時期にまた来たいと思わせる見事なライトアップでした。

鎌倉大仏殿高徳院

やはり最後は鎌倉大仏です。ライトに浮き出る金色に輝く大仏と蓮の花・ローソクの「灯かり」の海は素晴らしいもので、やはり鎌倉は大仏様と納得しました。夜景の撮影は2度目でなかなか上手く撮れませんでしたが、それぞれのお寺・神社が趣向を凝らした素晴らしい「灯かり」を観れた満足感に浸り家路につきました。