極楽寺
特徴のある茅ぶきの山門をくぐると幻想的な景色が広がります。お!素晴らしい!と感嘆の言葉が出ますね。極楽浄土をイメージした灯かりと蓮の花との優しい色合いが心を落ち着けます。普段境内は撮影禁止ですがこのイベントの期間はOKとのことでした。エリアの西端にあるお寺なので人影の途絶える時を狙っての撮影が出来ました。
御霊神社
歩いている途中で聞こえてくる太鼓の音に心が弾みます。紫陽花の時期には撮り鉄の方々が電車を撮影する有名な踏切を渡れば御霊神社です。境内では地元に伝わる鎌倉囃子を「極楽寺睦囃子連」の方々が演奏していました。子供たちの声も聞こえるお祭りと「灯かり」をミックスさせた楽しいひと時を味わいました。
収玄寺
境内は18時半から開始された井上公平氏の演奏で満員でした。この方は世界的に活躍している演奏家で三味線と篠笛は素晴らしい音でした。入口に並ぶ行灯と足元を照らすローソクの灯かり、響き渡る笛の音と最高の演出でした。本堂左右の障子に貼られた切り絵も見事なもので和楽器の演奏に花を添えていました。
長谷寺
「花のお寺」と呼ばれる長谷寺は今日は「灯かりのお寺」です。境内の施設は時間で色合いが変化して目を楽しませてくれます。特に荘厳な観音堂のライトアップは目を見張るものが有ります。また、参拝者が手に持つ提灯と参道脇の行灯は無線でコントロールされ一斉に色が変わります。季節の花の移り変わりを灯かりで現しているのでしょうか、演出の妙に感心しました。
光則寺
階段両側のローソクの灯かりに導かれ山門をくぐると海棠の花をモチーフとした柔らかい色合いの境内に出会えます。参道横の白い「灯かり」と海棠を照らす淡い「灯かり」の対比がみごとでした。4月上旬の海棠の咲く時期にまた来たいと思わせる見事なライトアップでした。
鎌倉大仏殿高徳院
やはり最後は鎌倉大仏です。ライトに浮き出る金色に輝く大仏と蓮の花・ローソクの「灯かり」の海は素晴らしいもので、やはり鎌倉は大仏様と納得しました。夜景の撮影は2度目でなかなか上手く撮れませんでしたが、それぞれのお寺・神社が趣向を凝らした素晴らしい「灯かり」を観れた満足感に浸り家路につきました。