三千院
京都旅行2日目です。先ずは腹ごしらえです。朝食は和洋のバイキングですが感染対策として会場ではマスク着用です。さらに薄いビニール手袋を渡され、それを着けて料理をとります。テーブル席で家族・グループ毎に着席です。テーブル間隔もかなり離れていてリラックスして食事ができました。料理の品数も多く美味しかったですね。
三千院は地下鉄烏丸線の終点・国際会館駅でタクシーに乗り換えて行きました。紅葉は見頃を過ぎているとの話ですが苔庭に降り積もる赤いモミジを見たくて足を延ばしました。仲見世から御殿門に続く坂道を登ります。モミジの落ち葉を見てワクワクするのも初めてのことです。
本堂・客殿より眺める「聚碧園(しゅうへきえん)」モミジはすでに色あせてますが心落ち着く眺めです。
同じく右手の池のある方ですが朝の陽射しを浴びて素晴らしい景色です。
朝陽に照らされる落ち積もるモミジと苔の素晴らしい景色を初めてみます。晩秋の京都を見れた季節の巡り合わせに感謝です。
この景色を見て「今日、三千院に来て良かった‼」の言葉しかありません。
紅葉の木々に包まれる「極楽往生院」
見るからにふんわりとして庭に広がる苔です。(触ってはいませんよ~)
石灯篭?三ヶ月が珍しいのでパチリしました。
心が和む可愛いいわらべ地蔵です。
坂道を登って行くと「つくばい」がありました。筧から流れ落ちる水音がかすかに響いて趣があります。少し歩くと「金色不動堂」前に小さな茶屋があり梅昆布茶を振るまわれしばし休憩しました。
この辺りはまだ綺麗な紅葉が残っていました。素晴らしい色付です。
宝泉院
廊下にあった「つくばい」の水音を聴いて「額縁庭園」に向かいます。
客殿でお薄をいただき、お寺の方々の細やかな心遣いを感じながらゆっくりと庭園を鑑賞しました。
額縁庭園は柱と柱の空間を額に見立てて鑑賞する味わいのある所です。庭園に見える五葉の松は近江富士を型どった松で樹齢700年だそうです。
境内に造られた宝楽園を散策してお寺を後にしました。
帰りは川沿いのお土産屋通りを歩き大原バス停に向かいます。大原は思っていた以上に素敵なところでした。日々手入れをされているお寺の方々に感謝です。
南禅寺水路閣
南禅寺の境内の一角に1888年(明治21年)に完成した水路橋があります。一般的には南禅寺水路閣と呼ばれています。かっての水道技術者の端くれとして逃せない場所です。琵琶湖の水を京都市内に引き込む「琵琶湖疎水」の一部で連続するアーチの上の部分は今でも水が流れています。
ここは映画などの撮影場所にも使われる有名スポットです。紅葉の時期で大勢の人がおり全体の写真は諦めましたが上部の連続するアーチは写真におさめられました。
南禅寺の境内を横切るので景観に配慮してデザインされた素晴らしい水路橋です。細部の作りこみにも感服します。赤レンガと花崗岩で造られた風格ある建造物はローマの水道橋を思わせ、古都南禅寺に馴染んでいますね。