大田黒公園のイチョウとモミジの紅葉(2024年12月4日)

soratokaze

ネットで調べると今見頃の日本庭園は六義園、大田黒公園、小石川後楽園などがありました。その中でピアノが置いてあると言う大田黒公園に興味が湧き行く事にしました。

大田黒公園は、音楽評論家大田黒元雄氏の屋敷跡を杉並区が回遊式庭園として整備して開園したものです【荻窪三庭園パンフレットより抜粋】イチョウ、ケヤキ、イロハモミジの作り出す紅葉は見事なものです。

公園はJR荻窪駅から歩いて10分の所にあります。開園時間:9:00~17:00 休園日:水曜日、年末年始(12/29~1/1) なお駐車場はありません。

正門にあった施設案内図です

正門より奥を望みます。お寺の参道かと思うほどの一直線の並木道です。9時の開門ですが平日でもあり人はまばらでした。

樹齢100年を超えるイチョウの巨木が整然と立ち並ぶ景観は素晴らしいものです。

庭園入り口の門に近づきます。奥に赤く見えるのはモミジの紅葉でしょうか?

まずは大田黒氏の仕事部屋として使われていた記念館に向かいます。ここに1900年製造のスタインウェイ社のピアノが展示されてるとの事です。

玄関を入り右手に仕事部屋が有ります。北側に暖炉とテーブルを配し南側に腰高窓、ピアノのある東側は全面を窓とした洋風の造りとなっています。

微かに聞こえるピアノ

残念ながらピアノはカバーが掛けられていましたが室内に流れる音楽と窓から見る美しい紅葉と竹林に心が癒されます。

庭園に戻り広場を望むと真っ赤なモミジです。この公園はほとんどがイロハモミジでした。

せせらぎに架かる石橋にたたずむ人がおりました。お昼前ののどかな光景です。

モミジに覆われる東屋です。

場所を変えて池を入れてもう一枚!

風もなく静かな水面に綺麗に映るモミジです。おや!右下に大きな錦鯉が写っていますね、この池の主かな?

これは記念館の窓から見えていたモミジかな?

記念館の庭園側の巨大なイロハモミジ。こんな大木は初めてみました。

庭園の休憩所から池に続くせせらぎは所々に落差を設けています。落差の上流側は幅広くゆるやかな流れとなっており作庭の妙に感心しました。

せせらぎの落ち葉船

BGM:Mayfantasia/Audiostock

陽射しを浴びて黄色味の増したイチョウ並木を見上げ帰路につきました。

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いや~素晴らしい公園でした。ピアノの置いてある部屋とイチョウ並木、モミジの紅葉をゆっくり見ることが出来ました。3時間ほど滞在しましたが最後に落ち葉船の動画も撮れた大満足の一日でした。