野毛の老舗レストランとジャズ喫茶を訪ねる(2020年2月2日)

tanteiさん
野毛の老舗ジャズ喫茶が禁煙になったみたいですよ。
soratokaze
朗報ですね。気にかけていた店なので週末に行って見ましょう。

桜木町でチョット道草かな?

桜木町駅を降りると外に素晴らしい青空が広がっていました。人の流れに誘われて汽車道へ。ここは明治44年(1911年)に開通した鉄道の廃線跡を利用してプロムナードとしたとの事です。左側に2本のレールが残されてます。

汽車道

橋の上にたくさんのカモメがとまってました。仲睦まじいカモメをパチリ。しかし下を通るときは要注意です。

カモメ

橋に取り付けられていた橋名板を見ると製作はなんとアメリカでした‼近くを探して案内板を見つけました。

橋名板

まとめると橋は明治40年にアメリカで製作され、明治42年に鉄道院によって架設され、明治44年に鉄道が開通したと言う事です。海を渡ってきた100年も前の橋が立派に残っているのに感銘しました。

案内板

最後にMM21方向を一枚。「オリンパスブルー」と呼ばれる素晴らしい発色です。この色の設定が上手くできて大満足。

MM21

昼飯には早いので野毛山公園へ

桜木町駅の山側から野毛坂を上って15分ほどで公園に到着。目的は旧野毛山配水池。かっての水道技術者の端くれとして一度は見ておきたい施設です。2つの円形の配水池が地下に埋まっています。

案内板

昭和40年の始め迄は使用されていましたが今はその役目を隣接する野毛山地下配水池に移し使用しておりません。施設は耐震上の問題があり残念ながら立ち入り禁止です。

正門

地上に出ているのは円形の配水池中央の換気塔だけです。近くの展望台に登り見る事ができました。

旧野毛山配水池の換気塔

横浜市内に「水道みち」のあることは知っていましたが、水道管を敷設するのにレールを敷きトロッコを使用したとは知りませんでした。しかも延長約44kmです‼昔の人はやることが凄い‼良い勉強になりました。

驚きの水道みち

道志川と野毛山浄水場を結ぶ水道は明治20年(1887年)3月に日本最初の横浜近代水道施設として造られました。施設はH・S・パーマーの設計・監督によるものであり、彼は横浜の他、大阪・神戸・函館・東京などの水道設計に貢献しており近代水道の創始者と言われています。

ヘンリー・スペンサー・パーマー

先ずは腹ごしらえ

野毛本通りから1本海側にある、居酒屋・小料理屋の立ち並ぶ「柳通り」を大岡川方向に歩きます。さすが昼は閑散としてますが夜は凄いんでしょうね。

柳通り

12時前だったので待たずに入れました。1階と2階のひと部屋は既に満席でした。さすがに人気の店です。食事を終えて外に出ると10人ほどのお客さんが待っていました。

クラシカルな入口

昔、関内に会社があり時々来たことがあります。どれも美味しかったのですが今日は何にしようかな❓久しぶりなのでやはりナポリタンかな❓

メニュー

味は変わってないみたいですね~。本当に昔懐かしいナポリタンです。期待を裏切らない美味しさでした。店の雰囲気も接客も良く昔ながらの洋食店を楽しみました。

ナポリタン

食後のコーヒーとジャズ

店はセンターグリルより桜木町駅に戻る感じで2、3分歩いた交差点の角にありました。初めてですが老舗ながらも親しみのある店構えで入りやすいですね。店内には3人の方がおられ静かにジャズを聴いていました。

ジャズ喫茶ちぐさ

店に入って目に付く大きなスピーカー。昭和8年創業ですが昭和20年の横浜大空襲で店舗を焼失しているので何代目かな?しかしでかい‼年季が入っている‼音が素晴らしい‼

スピーカー

天井の照明とスポットライト。昼の12時~18時までが Cafe Time(ジャズ喫茶) 夜18時~22時がBar Time なのでその為のスポットライトかな?

天井照明

窓側には古き時代のジャズメンの写真がずらりと。さすが老舗ジャズ喫茶の面目躍如ですが私は誰も分かりませんでした。

う~ん

コーヒーはコクの中に少し酸味がある私好みの味でした。美味しかったので2杯も飲んでしまいました。1杯700円ですが追加の1杯は300円でした。得した気持ちになったのでクッキー300円を注文しちゃいました。

美味しかった‼

最近はヨーロピアンジャズばかり聴いているので久々のファンキージャズ。さすが老舗でかけているジャズが違います。ライブ演奏のレコードだけに体が揺れますね。演奏に酔いしれて日曜午後の寛ぎの時間を過ごすことが出来ました。

Mercy,Mercy,Mercy