【8月31日(土)】 JR塩山駅バス→道の駅みとみ(9:40)→沓切沢橋(11:00)→雁坂峠(14:30)→雁坂小屋(15:00)宿泊
【9月1日(日)】 雁坂小屋(7:00)→水晶山(7:50)→古礼山(8:40)→雁峠(10:20)→新地平(13:30)バス→JR塩山駅
道の駅みとみ~沓切沢橋
JR塩山駅から路線バスに1時間乗って「道の駅みとみ」に到着です。ここは施設も整っていて利用しやすい場所です。おやつを買い込み登山の準備をして出発します。
沓切沢橋までは亀田林業の舗装道路を歩きます。あまり使用されていないようで道路の所々に落石がありました。曇り空ですが涼しい風の吹く林道でした。橋を渡れば普通の登山道となります。
沓切沢橋~雁坂峠~雁坂小屋
奥秩父特有の苔の道を歩き渡渉を何回か繰り返し雁坂峠に向かいます。沢の流れを聴きながら緑の中を歩ける気持ちの良い登山道です。
南アルプスの三伏峠(2,580m)、北アルプスの針ノ木峠(2,541m)とともに日本三大峠の一つ雁坂峠です。日本書記景行記に日本武尊が蝦夷地の平定のために利用した道と記されており立派な標識があります。曇り空で展望がありませんでしたが古に思いを巡らせ休憩しました。
峠を秩父側に10分程下ると雁坂小屋の屋根が見えほっとしました。歩き出してから約5時間、まあまかな?小屋を利用するのは2年半ぶりです。
昨日の電話では管理人さんが体調不良のため登って来れないとの話でした。水は出ているとの事なので食料と寝袋を担ぎあげました。宿泊棟は開放してないので土間の横が寝場所です。他には誰も来ない様なので小屋は貸し切りです!
雁坂小屋~水晶山~古礼山
雲が多くはっきりとした日の出は見れませんでしたが荘厳な朝焼けを見れて大満足です。
気持ちの良い朝を迎えられたので外のベンチで朝食です。何時もながらのパンと紅茶です。気温は15℃と快適そのものです。
水晶山の登りの途中に昨日より素晴らしい苔の道がありました。セイタカスギゴケかな?
水晶山から一度下って登れば古礼山です。「山と高原地図」に「富士山・南アルプスの眺めが良い」と書かれてます。今回の登山はこれを目的に登ってきました。
山頂に着いて少しの時間だけでしたが雲の間に素晴らしい富士山を見る事ができました。
古礼山~燕山~雁峠
古礼山を下り始めると小雨が降ってきました。霧に覆われる幻想的な樹林帯を歩きます。これもまた奥秩父縦走路の良さです。
雨があがるのと前後して雁峠に到着です。樹林帯を抜けてパット眼にする峠の広がりは感動的です。
雁峠~新地平
沢の流れと木々の緑のマッチした登山道です。昨日と同じように何回かの渡渉を繰り返しますが水量も少なく楽しい歩きです。
トリカブトの花を見るようになれば里は近いです。林道入り口のゲートには立入禁止の表示がありますが、一般の登山者はOKです。ゲートを抜けて10分ほどでバス停です。2日間とも最高気温が20℃ほどで爽快な歩きを楽しめた登山でした。