【11月3日(日)】茂倉岳避難小屋(6:10)→茂倉岳(6:30)→一ノ倉岳(7:30)→谷川岳(9:30)→天神平駅(12:10)ロープウェイ→土合口駅(12:30)バス→JR水上駅(12:50)
JR土樽駅~茂倉岳避難小屋
一般的に谷川岳というと群馬県のイメージですが多少不便ですが新潟県側からも登れます。谷川岳の主稜線の山は殆どが群馬県と新潟県の国境にあります。今日は新潟県側のJR土樽駅から出発です。無人駅で飲料水の自販機しかありませんが綺麗に掃除されていました。
40分ほど舗装道路を歩いて茂倉岳登山口の駐車場です。陽が当たる向かい側の小高い山の紅葉が素晴らしいです。
しばしの急登の後に黄色に染まったブナの美林が現れます。初めて目にする黄金色の美しい光景がしばらく続きます。
ブナ林を過ぎると紅葉の登山道です。その素晴らしさに思わず声をあげてしまいました。見上げる空とカエデの色付きの鮮やかさにしばし立ち止まります‼
写真を撮りだすと中々前に進めません。この赤色は本当に見事でした。下山してきた方が「この尾根で1番の赤色です」と仰ってました。
登山道の脇も綺麗に染まっていました。街より一足早い紅葉を満喫しました。今日の天気と季節の巡り合わせに感謝です。
続いて木の根の露出する岩尾根を歩きます。この辺りから上は初夏には小さな花が咲き乱れる楽しい尾根です。
樹林帯を抜けると矢場の頭で堂々たる茂倉岳が目に飛び込んできます。しかしまだ遠いな...この景色を見ながらゆっくりと休憩です。
更に2時間ほど登り避難小屋に到着です。3連休の初日で宿泊者はどんどん増え20人ほどになり満員です。しかし午後2時に到着したと言う新潟の方が「にわか管理人」となりテキパキと皆さんの寝場所を決めておりました。それでも夕刻に着いた2人の方は小屋前にテント泊でした。
夜中の3時にコッソリ起きだして星空撮影です。オリオン座と冬の大三角形を撮影できましたがガスのため少しボケています。煌めく星座は次に期待するよりありません。さて、次はどこに登ろうかな❓
茂倉岳避難小屋~茂倉岳~谷川岳~天神平駅
幸運にも朝日に照らされ雲海に包まれる谷川の山々を見る事が出来ました。昨日のきつい登りを忘れさせる感激の時間です。この景色が眺められるから山は辞められないですね。
小屋からは日の出方向が見えないので急いで山頂に向かいます。山頂標識左の鋭鋒は「上越のマッターホルン」の異名を持つ大源太山です。
今日歩く一ノ倉岳から谷川岳の稜線の向こうにまだ朝焼けが残ってました。たおやかな稜線は丹沢にも似てますが見た目より歩きがいがあります。
しばらく歩くと山並みの遥か向こうに富士山が見えました。4回目の谷川で初めて見る富士山に足どりも軽くなります。
何回かのアップダウンと痩せ尾根を通り、2箇所目の鎖場です。これを越えれば谷川岳の山頂です。
2013年7月、2016年6月、2017年6月に続き4回目の山頂でやっと天気に恵まれました。登頂記念に真新しい標識とVサインを撮って貰いました。
しかしロープウェイで下っていくと中腹から山麓まで素晴らしい紅葉が続きます。ゴンドラは約3分間隔で運転しており、混雑してないので窓の所の小さな格子から写真を撮ることができました。見事としか言いようがありません‼
山麓駅近くの紅葉も素晴らしい‼