青空と霧氷の天狗岳(2018年11月17、18日)

【11月17日(土)】JR茅野駅・バス→渋の湯10:40→八方台・渋の湯分岐12:15→14:10黒百合ヒュッテ・テン場
【11月18日(日)】黒百合ヒュッテ・テン場7:40→東天狗岳9:30→西天狗岳10:25→第一展望台11:35→14:20唐沢鉱泉・タクシー→JR茅野駅

渋の湯~黒百合ヒュッテ・テン場

JR茅野駅よりバスで到着です。時刻表に見るようにバスは週末・年末年始の運行で1日3本だけです。公共交通機関を利用してる私としては厳しい状況です。しかしシーズンオフでも登る人は登ります。バスを降りたのは私と2人のパーティーとソロの山ガールの4人です。

出だしは雰囲気の良い北八ヶ岳特有の苔の山道です。

何時もの事ですが直ぐに女性2人のパーティーに抜かれます。小屋泊りとの事ですが大きなザックのほとんどは食料みたいです。この方たちとは翌日の唐沢鉱泉まで同じルートでした。

頭上にはこの季節の清々しい青空が広がります。汗をかかない様にゆっくりと登ります。

快晴の黒百合ヒュッテに到着です。同じバスだったソロの方はすでにテントを張っていました。明日は白駒池に向かうとの事でした。今日のテン場は最終的には私を含めて5張でした。ここのテン場は水はけもよくコンパネも使用できるので設営が楽です。何より小屋のスタッフのテキパキしたところが好感を持てます。

黒百合ヒュッテ・テン場~天狗岳~唐沢鉱泉

出発時にバタバタして餅網を忘れたので今朝は「湯もち」にします。まあ何とか食べれたのですがシェラカップはべとべとです。これじゃあ予定していた昼食とコーヒーは駄目ですね(>_<)唐沢鉱泉まで我慢です。

左手に東天狗岳の天狗の鼻と右手に西天狗岳が見える場所まで登って来ました。え‼あの白いのはひょっとして霧氷かな❓

昨夜は風もありかなり冷え込んでいたので西天狗岳に朝日を浴びて綺麗な霧氷が咲いていました‼今回霧氷を見れるとは思ってもいなかったので驚きました。

少し登ると登山道の向こうに西天狗岳に続く山肌を霧氷が覆ってます。見事な光景です。

さらに進むと霧氷の向こうに浅間山が見えます。風は冷たいですがこの景色を見て山頂に向かいます。

5回目の東天狗岳山頂です。いつ登っても期待と感動を裏切らない山です。今回も霧氷と展望に大満足です。

北アルプスの槍・穂高がくっきりと見えています。やはり11月だと空気の透明度も違い素晴らしい景色です。

南に目を転じると南アルプスの山々が見えます。左のピークから、北岳、甲斐駒岳、仙丈岳と大展望です。

これから向かうのは初めての西天狗岳です。左手には中央アルプスの山々が見えています。

先行の女性の方々はお湯を沸かして優雅にコーヒータイム中でした。談笑後にドライフルーツを御馳走になりました。

雲が湧いてきましたが八ヶ岳の主峰赤岳と阿弥陀岳が並んで見えます。

巨石の中を縫うように下りて西天狗岳を振り返ります。これを登りに使うのはチョット辛いかな?下りのコースとして正解でした。

ここからも南側の展望が開けます。誰もいないのでたまには愛用のノースフェイスのザックを写します。

ここの青空は素晴らしかったですね。女性の方々は景色を見ながら昼食中でした。それにしてもよく食べますね~。私はお湯も沸かせないので唐沢鉱泉まで我慢です。

景色を撮っていると木の上にホシガラスがいるではありませんか。チョコチョコ移動するのを追いかけて木のてっぺんに来た時をパチリ。「槍・穂高を従える堂々としたホシガラス」

第一展望台から下は樹林の中の歩きです。やっと出てきた唐沢鉱泉分岐の標識。

さらに樹林帯を下って唐沢鉱泉に到着です。今回は靴擦れが酷いので温泉はパスです。昼食をとり、女性お二人の到着を待って茅野駅までタクシーで帰りました。

時間外でしたが牛丼を作って貰いました。「できるまでに時間がかかるので」と言ってお新香とお茶を出してくれました。美味しかったですね。霧氷と展望とお喋りの楽しい週末でした。

♪ 楽しい山でした ♪
11月の「しし座流星群」を撮影しようとテン場の広い黒百合ヒュッテに登ってきたのですが、あいにく夜はガス・ガスで撮影は全く駄目でした。さらに餅網を忘れてまともな朝食ができず散々な朝でした。しかし出発してみると予想もしない霧氷を見れて感激の登山となりました。テントと三脚の重さに耐えて登った山頂からの展望も素晴らしいものでした。また、コースが同じだった2人の山ガールの方とは休憩ごとに楽しい話が出来てリフレッシュの週末を過ごせました。