会津檜枝岐から緑輝く尾瀬ヶ原へ:後半(2022年8月4日)

コースマップ

尾瀬小屋~竜宮小屋~ヨッピ吊橋

【6:00】昨夜は2度ほど夜空を見に外に出ましたが星は見えませんでした。尾瀬で星空を見るのは難しいですね。山小屋の朝は早く6時に朝食です。見た目は月並みですがどれもこれも美味しかったですね。

小屋の玄関に置いてある募金箱です。よく読むと尾瀬を守る熱意とともに維持することの難しさが分ります。募金は穂高岳山荘の山岳募金いらい2度目です。山の自然を享受してる身としては少ないですね。反省ですm(__)m

【6:31】食事の後に外に出ると山に掛かっていた雲が上がって薄日も射しています。湿原の木々も緑に輝く素晴らしい光景です。今日は期待できるのかな?

【6:38】早くも尾瀬ヶ原を歩きはじめたハイカーの後ろ姿です。

写真by兄

【7:10】我々も出発しますが雨が降り始めたので完全装備です。小屋のスタッフの方が「小屋の看板もちゃんと入れました」と言って撮ってくれました。縦・横2枚の看板を入れ込んだ傑作です。ありがとうございます。

【7:38】あっと言う間にざあざあ降りです。カメラを濡らすまいと必死に撮った黄色のイワオトギリと紫のサワギキョウです。サワギキョウを見たのは初めてで自宅で調べて名前が分りました。咲くのは8月から9月頃との事です。

【8:48】雨がひどいので竜宮小屋で雨宿りです。コーヒーを飲んだりトイレに行ったりとなんだかんだで40分ほど時間をつぶしました。やっと雨があがったのでヨッピ吊橋に向かいます。湿原には一面にキンコウカが咲いています。

【9:14】雨は上がってますが辺り一面が霧です。これでは写真が撮れません。ベンチで休憩して霧が晴れるのを待ちました。ここも木道の両側にはキンコウカが咲いていました。

【9:35】湿原の中にたたずむ白樺の一本を狙った兄の写真です。白樺は陽を好む木なのであちらこちらに点在し湿原の良い光景になってます。

写真by兄

【9:40】ヨッピ川に架かるヨッピ吊橋ですが「ヨッピ」とは?調べて見るとこの不思議な響きを持つ言葉の語源はアイヌ語で「叫び」「別れ」「集まる」と言った意味があるそうです。尾瀬ヶ原を流れる何本かの川が集まってヨッピ川になっています(出典:尾瀬保護財団)

ヨッピ吊橋~牛首分岐~山の鼻~鳩待峠

【10:00】尾瀬ヶ原の池塘(ちとう:湿原の泥炭層にできる水たまり)と浮島です。尾瀬ヶ原には約1,800の池塘がありますが浮島を持つのはそんなに多くはありません。遠くのやまなみと白樺林を背景とした今回の兄の傑作です。

写真by兄

【10:44】ここは尾瀬ヶ原の中央にあり湿原が一番狭くなっている場所です。休憩のベンチが設けられています。もちろん休憩して塩飴の配給を受けました。

【11:05】木道横に咲いていたヒツジグサです。小さくて可憐な花です。

【11:09】逆さ燧ヶ岳(ひうちがだけ)が見えるスポットですが今日は雲が低く残念ながら山は見えませんでした。校外学習で来ていた中学生の記念撮影場所になっていました。

写真by兄

7月に来た時と今回とも逆さ燧ヶ岳を見れなく悔しいので2015年7月撮影の写真を載せます(^_^;)

【11:30】今日初めて雲間から見えた青空です。コオニユリと一緒に撮ることができました。

【11:50】山の鼻に到着しました。昼食を予定していた小屋は中学生の対応で食事ができず、尾瀬ロッジでカレーライスです。雨が降り出したので中の食堂に入れてもらえました。スタッフの方の気づかいに感謝です。 

【12:30】食事の時は晴れ間も見えてアザミに隠れるミツバチを撮る余裕もありましたが歩き出して直ぐに土砂降りの雨です。山の鼻ビジターセンターに避難して雨宿りですが帰りのバスの時間もあり雨中の歩きになりました。

【14:20】山の鼻からは登り一辺倒でやっとの思いで着いた鳩待峠です。えっ!なんかザックが変だな? 14:15分の乗合バスに間に合わず乗合タクシー(料金は同じですが乗客8~10名を集めて運行しています)で戸倉に向かいました。

写真by兄の奥さん

【15:30】戸倉で乗車した高速バスは他に乗客がおらず貸し切りでした。まあこれも貴重な体験ですがバス会社も大変ですね。後半は雨に降られましたが会津檜枝岐と尾瀬を巡った楽しい3日間でした。